なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

収入は増えているはずなのに、なぜか心が満たされない。もっと稼げばこの感覚は消えるはずだと思って走り続けているのに、ゴールが見えてこない——そんな感覚を抱えている経営者やインフルエンサーは少なくありません。

実はお金に恵まれる人ほど、稼ぐことを一番後回しにしています。

この記事では、池場式「幸せの定義」が示す5つのエネルギーという考え方から、なぜその順番が結果的にお金を引き寄せるのかを、身近な例とともにわかりやすく解説していきます。読み終える頃には、頑張り方そのものを見直すヒントが見つかるはずです。

目次

「稼ぐ」を頑張っているのに満たされないのはなぜ?経営者に多い”停滞感”の正体

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

売上は前年より伸びている。従業員も増えた。フォロワー数も右肩上がり。傍から見れば、順調そのものです。それなのに、ふとした瞬間に「このままでいいのだろうか」という感覚に襲われる——これは、決して珍しいことではありません。

収入は増えているのに、心が満たされない典型パターン

こうした感覚を抱える経営者やインフルエンサーには、いくつかの共通パターンがあります。

  • 収入は増えているのに、以前ほど達成感を感じられなくなった
  • 数字(売上・フォロワー数・PV数)を追うことに疲れてきている
  • 「もっと稼げば、この虚しさは消えるはず」と思って走り続けているが、実際には消えない
  • 忙しさで体調や気力が後回しになっている自覚がある

多くの人は、この停滞感を「稼ぐ量が足りないからだ」と解釈します。だからこそ、さらに働く時間を増やし、さらに施策を増やし、さらに発信量を増やそうとします。しかし、そのやり方でこの感覚が解消されたという実感を持てている人は、実はそれほど多くありません。

「もっと稼げば解決する」という思い込みが、実は逆効果になる理由

これは、性格や根性の問題ではありません。「稼ぐ」という一点だけを見ていることで、本当は整えるべき部分が置き去りになっている、という構造の問題だと捉えると、見え方が変わってきます。

たとえば、起業を考えている人が「まず何から手をつければいいか分からない」と感じるのも、キャリアを積んできた人が「頑張っているのに評価やお金に結びつかない」と感じるのも、根っこにあるのは同じ構造です。子育てが一段落したタイミングや、独立・退職といった人生の節目でも、同じような「何かが足りない」という感覚に出会うことがあります。

大切なのは、この感覚を「気合いが足りない」で片づけないことです。次の章では、この停滞感の正体を、池場式「幸せの定義」という視点から解き明かしていきます。

なぜ”稼ぐ”を後回しにした人ほど、結果的にお金に恵まれるのか|池場式「5つのエネルギー」という考え方

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

先ほどの停滞感には、実はシンプルな理由があります。それは、「お金」という一つのエネルギーだけを見て、他のエネルギーを見落としているということです。

エネルギーは5種類、金銭的エネルギーはその一部にすぎない

池場式「幸せの定義」では、人の幸せを次の5つのエネルギーで捉えます。

エネルギーの種類内容
①金銭的エネルギーお金。あると便利な「ツール」
②時間的エネルギー時間。誰にでも平等に減っていくもの
③身体的エネルギー体調・体力。幸せを感じる器の広さ
④精神的エネルギー感情・気持ちの状態
⑤情報的エネルギー経験・知識・人間関係

多くの人が「稼ぐ」というとき、頭にあるのは①金銭的エネルギーだけです。しかし池場式では、お金は5つのエネルギーの中の一つにすぎないと捉えます。家計にたとえるなら、収入という1つの費目だけを見て、健康・気力・人脈という他の資産を見ていない状態、と言えばイメージしやすいかもしれません。

③④⑤→①という順番の意味

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいポイントです。

池場式では、③身体的・④精神的・⑤情報的エネルギーを先に整えると、結果として①金銭的エネルギーが後からついてくる、という順番で物事を捉えます。

イメージとしては、こんな感じです。

  • 体調が整う(③)→ 頭が回り、判断のミスが減る
  • 気持ちが整う(④)→ 発信や商談に、無理のない熱量がのる
  • 経験・知識・人間関係が整う(⑤)→ 提供できる価値の精度が上がり、任される仕事や紹介が増える
  • その結果として、①金銭的エネルギー(お金)が自然と集まってくる

多くの人は、この順番を逆にして「①金銭的エネルギーをまず増やそう」と力を入れてしまいます。しかし、体調も気力も情報も整っていない状態で①だけを頑張ろうとすると、ちょうど土台のない家を無理に大きくしようとするようなもので、どこかで無理が出てきます。停滞感や虚しさは、この順番のズレから生まれているケースが少なくありません。

ここで一つ、幸せの捉え方そのものも変えてみましょう。池場式では、幸せを「なんとなく満たされている・いない」という感覚ではなく、エネルギー収支(黒字か赤字か)という、目に見える構造として捉えます。

エネルギー収支が黒字の状態エネルギー収支が赤字の状態
体(③)元気で、動くこと自体が楽しいだるさが抜けず、気力が湧かない
心(④)大変なことにも「できた」を感じられる退屈・停滞感が続いている
情報(⑤)経験・知識・人脈が積み上がっている感覚がある同じことの繰り返しで、蓄積されている実感がない
お金(①)後から自然とついてくる感覚がある頑張っている割に結果に結びつかない

心と体はひとつ─身体的エネルギーを整えると、”稼ぐ力”の土台ができる

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

前の章で見た通り、①金銭的エネルギーは、③④⑤が整った結果としてついてきます。その中でも、いちばん土台になるのが③身体的エネルギーです。

池場式では、これを心身一如という考え方で説明します。心と体は分かれているように見えて、実は表裏一体だという発想です。体調が落ちているときに前向きな判断ができないのも、逆に体が軽いときは些細な失敗を気にしないでいられるのも、心と体が一枚のもので繋がっているからだと考えると、腑に落ちやすいはずです。

体が元気だと、幸せを感じる器そのものが広がります。 逆に体調が悪ければ、どれだけ売上が伸びても、それを喜ぶ余力自体が残っていません。「稼ぐ力の土台」というのは、比喩ではなく、文字通り体調のことだと捉えてみてください。

忙しい経営者ほど陥る「座りっぱなし+高糖質」の罠

経営者やインフルエンサーの働き方には、次のようなパターンが起きやすい傾向があります。

  • 移動や外食が多く、座っている時間・糖質を摂る量がどちらも多くなりがち
  • 血糖値が急上昇したあと、急激に下降し、強い眠気やだるさに襲われる
  • ホルモンバランスが乱れ、気分の波(イライラ・集中力の低下)が起きやすくなる
  • 「メンタルが弱っている」と感じているが、実は原因は体側にある

ここで重要なのは、「メンタルが弱い」のではなく「体の使い方が整っていない」だけというケースが非常に多いということです。心の不調に見えるものが、実は体からの信号であることは珍しくありません。

朝いちばんの小さな行動が、身体エネルギーを自律的に動かす

体を動かすこと自体は同じでも、「やらされる」か「自分からやる」かで、エネルギーの向きはまったく逆になります。

他律(やらされる)自律(自分からやる)
満員電車ただ疲弊する
運動部活の朝練のように「きつい」朝の軽い運動が「気持ちいい」
仕事やらされる仕事はストレスになる好きでやっている仕事は楽しい
結果エネルギーが赤字になりやすいエネルギーが黒字になりやすい

同じ「体を動かす」という行動でも、他律的にやると消耗し、自律的にやるとむしろエネルギーが増えます。おすすめは、朝いちばんに、自分で決めた軽い運動を能動的に行うことです。激しい内容である必要はなく、「今日は自分の意思でこれをやった」という感覚があることが重要です。この小さな自律の積み重ねが、身体エネルギーを自然と黒字に近づけていきます。

体が変われば、心も変わります。次は、その④精神的エネルギーについて見ていきましょう。

「退屈」が精神的エネルギーの赤字をつくる─大変なことの中にこそ、お金に恵まれるきっかけがある

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

体の次に整えたいのが、④精神的エネルギーです。これは、いわば「感情の器」の広さだと考えてください。

多くの人は、精神的エネルギーが赤字になる原因を「大変なこと・つらいこと」だと思いがちです。しかし池場式では、これを真逆に捉えます。精神的エネルギーの最大の敵は、「大変なこと」ではなく「退屈」です。

同じことの繰り返しで刺激がなく、「できた」という実感を得られない状態が続くと、たとえ忙しくても、心は少しずつ赤字になっていきます。逆に、大変な出来事を乗り越えたときほど、人は強い充実感を得ます。

「大変」=「大きく変わる」という漢字が示すヒント

「大変」という漢字は、「大きく変わる」と書きます 大変な出来事は、裏を返せば、自分が大きく変わるチャンスだということです。

  • 初めての規模のプロジェクトをやり切ったとき
  • 難しい商談をまとめられたとき
  • 苦手な相手ときちんと向き合えたとき

こうした場面で得られる「できた」という感覚こそが、精神的エネルギーを黒字にしていきます。逆に、リスクを避けて「できることだけ」を繰り返していると、安全である代わりに、この「できた」の実感が得られにくくなります。大変さを避け続けることは、実は精神的エネルギーの赤字を招く選択でもあるのです。

感謝・謝罪を先に出すと、巡りが変わる

精神的エネルギーには、もう一つ大事な視点があります。それは、エネルギーの矢印を外に向けるという考え方です。

  • 感謝を、相手から言われる前に、自分から能動的に伝える
  • 謝罪も、指摘される前に、自分から先に動く
  • 情熱は、大変なことに向き合う中からこそ生まれる

多くの人は、感謝や謝罪を「相手にされたら返すもの」だと考えています。しかし、先に自分から外に向けて出すことで、エネルギーの流れそのものが変わります。感謝を先に出す→自分の状態が上がる→周囲の反応も良くなる→良いことが起こりやすくなる、という巡りが生まれるからです。

これは、精神論というより、「誰が先に動くか」という単純な順番の話です。「稼ぐために感謝する」のではなく、感謝や誠実な対応を先に外へ出すこと自体が、精神的エネルギーの収支を整え、結果的に人間関係や仕事の巡りにも良い影響を与えていきます。

経験・知識・人間関係という”見えない資産”─情報的エネルギーがお金持ちを育てる

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

③身体・④精神が整ってくると、自然と動き出すのが⑤情報的エネルギーです。これは、経験・知識・人間関係という、目には見えないけれど確かに存在する資産のことです。

  • 経験:実際にやってみた記憶と感覚。行動した数だけ増え、他人には代替できない自分だけの財産になる
  • 知識:学んだことの積み重ね。インプットが増えるほど、視野と判断の精度が上がっていく
  • 人間関係(縁):信頼を積み重ねることで生まれるもの。一人ではできないことが、できるようになっていく

なぜ経験・知識・人間関係が、後から金銭的エネルギーに変わるのか

③④が整った状態で行動を続けていると、この情報的エネルギーは意図せずとも自然に蓄積されていきます そして、これが積み上がるほど、次のようなことが起こりやすくなります。

  • マーケットや相手のニーズの読み間違いが減る
  • 自分が提供できる価値の精度が上がる
  • 紹介や声かけなど、人との縁を通じたチャンスが増える

こうした変化の結果として、①金銭的エネルギーにも恵まれやすくなっていきます。「稼ぐために人脈を作る」「稼ぐために勉強する」という発想ではなく、③④を大切にしながら経験・知識・人間関係を積み重ねていった副産物として、お金がついてくるという順番です。ここでも大切なのは、意図的にこの資産を増やそうとする姿勢を持ち続けることです。

エネルギー収支というものさしで、自分を見直してみる

ここまでの話を、改めて収支という視点で整理してみましょう。

状態金銭的エネルギー(①)への影響
③④⑤が黒字①も後から自然に黒字化しやすい
③④⑤が赤字のまま、①だけ頑張る一時的に①が増えても、無理が長続きしにくい

「稼げていない自分はダメだ」と、①だけを基準に自分を責めてしまう経営者やインフルエンサーは少なくありません。しかし本当に見直すべきなのは、③④⑤の収支です。今の自分の体調・気持ち・経験や人間関係の蓄積が、それぞれ黒字か赤字か——この視点を持てるだけで、頑張る方向そのものが変わってきます。

今日からできる、お金に恵まれる人になるための3つの小さな行動

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

ここまで見てきたように、①金銭的エネルギーは、③④⑤を整えた結果として自然についてきます。とはいえ、いきなり全部を変えようとする必要はありません。まずは、次の3つの小さな行動から始めてみてください。

  • 朝いちばんに、自分で決めた軽い運動を能動的に行う(③身体的エネルギーの自律化)
  • 今日、誰かにこちらから先に感謝を伝える(④精神的エネルギーを外に向ける)
  • 退屈だと感じている時間を一つ見つけ、新しい行動に置き換えてみる(⑤情報的エネルギーの蓄積)

この3つに共通しているのは、「やらされる」のではなく「自分から動く」という点です。同じ行動でも、自律的に行うだけでエネルギーの向きが変わり、収支が黒字に近づいていきます。

もう一つ、状況に応じて使い分けたい考え方があります。それが、GOAL型(迷いが多いときに、選択肢を思い切って絞る考え方)と、今型(迷いがないときに、目の前の状態を良くすることに集中する考え方)です。どちらが正しいというものではなく、今の自分がどちらの状態にいるかによって、行き来しながら使い分けていくものだと捉えてください。

GOAL型今型
向いている場面選択肢が多く、迷いが大きいとき迷いがなく、今に集中できるとき
効果決断することで迷いが減る今の状態が整うことで、良い巡りが生まれる

大きな目標を立てて突き進むべき時期もあれば、目の前の状態を丁寧に整えることに集中すべき時期もあります。人生はなんでもできますが、すべてを同時にはできません だからこそ、まずは③④⑤という土台から、小さく始めてみることをおすすめします。

まとめ

なぜ頑張って稼ごうとするほどお金持ちになれないのか?経営者が知るべきエネルギーの順番

「稼ぐことを頑張っているのに満たされない」という感覚は、気合いや根性の問題ではなく、見ているエネルギーの順番が逆になっていることから起きている場合が多くあります。池場式「幸せの定義」では、①金銭的エネルギーは、③身体的・④精神的・⑤情報的エネルギーを整えた結果として、後から自然についてくるものだと考えます。

体調を整え、感謝や誠実さを先に外へ向け、経験・知識・人間関係を意図的に積み重ねていく。この順番で収支を整えていくことが、遠回りに見えて、実は結果的にお金に恵まれる一番の近道になります。

今日からできる小さな一歩は、朝の小さな行動、先に伝える感謝、退屈な時間の見直し——このどれか一つで構いません。まずは、自分の③④⑤の収支がどんな状態にあるかを見つめ直すところから、始めてみてください。

そして、ここでご紹介した5つのエネルギーの考え方には、この記事だけでは書ききれない全体像や、より具体的な実践アクションがあります。この「稼ぐ順番」の全体像と実践アクションを『池場式 幸せの定義』として無料資料にまとめ、LINE登録で公開しています。自分のエネルギー収支を一度きちんと見てみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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